夜更かしの頃

最近毎夜の様に夜更かしをしている。

心身のバランスが崩れている自覚はある。明らかに運動不足だ。風邪を引いていたのでしょうがない部分がある。

昨日も寝れる気になるまで、リビングで過ごしていた。

丑満時の頃の体験

漠然とした不安感

日付が3月13日に変わり、午前2時を回った頃だろうか。

突然、悪寒と恐怖が全身に訪れる。全身に緊張を感じた。ものすごく嫌なことが起きた、今すぐ行動しないと死ぬという類のものだ。とにかく安全を確保しろ、全身が生きろと訴えていた。

この感覚に覚えがあった。東日本大震災で大地が揺れ始めた瞬間に感じた物と同じ感覚だった。

この時点で地震の揺れを認知した訳ではない。だが、理由が不明な不安感が止まらなかった。

数分後

数分経って事態が判明する。

スマートフォンのYAHOOアプリで知ることとなる。地震が起きていたのだ。悪寒の正体は、地震を無意識に感じたせいなのかと考えた。

通知をそのまま開き、発生状況を確認する。場所は能登半島のようだ。

第一報を確認していたら、また通知が入った。同じ地震の通知だ。地震の通知が何度も届く。状況を更新しているからなのだろうか?それにしても回数が多すぎる。10回かそれ以上は連続で通知されている。

まるでこの地震を見ろ!と言わんばかりの出方だった。

イメージが見える

何度目かの通知のあとに再度YAHOOアプリを開き地震発生のページを見た。スマートフォンの画面を見ていると、不気味なものが見えてきた。

僕自身でも信じられないが、地図上にトゲの様な歯が生えた大きな口を開けた何かが見えた。地の底から開いた口で能登半島周辺を丸飲みする様なイメージが見えたのだ。飲み込んだ後にその口が不快な笑いをしている。

現実的に考えてスマートフォンの画面にその様な表示は無い。それは解っているのにイメージが頭から離れなかった。妄想の類にしか聞こえない出来事だけれど、このイメージが頭に焼き付いた。

その後

悪寒や恐怖は治らないし不快なイメージを感じているが、現実として自分の住んでいる東海地方への影響は無いさそうなのを確認した。

被災地域の細かい情報は夜が明けない見えてこないので床に就く。

夜が明けて

見えてくる状況

能登半や近い地域は地震による大きな揺れで被害が出ていた。被害の映像や写真を見る限り、かなり強く揺れたんだろうという印象だった。

一晩経っても落ち着かず

地震当時に感じた悪寒や恐怖は一晩経っても落ち着かず、昨晩のイメージが頭から離れない。

今日1日平静を装って過ごしていたが、内心は緊張状態だった。

今回の出来事は主観的

今回の出来事はあくまで体験だ。それはほぼ全てが主観的な要素で、イメージは妄想的な事柄だ。客観的な要素は何も提示できない。故に人と共有できる物では無い。実際、妻に話しても理解できていない。

それでも今回この様な記事を書いたのは、1日経っても治らない悪寒と恐怖があるからだ。

東日本大震災以降、各地で大小様々な災害が起きている。災害の中で特に地震が発生して知覚した時に、軽く身構える程度の反応はしていた。揺れが収まれば自然と緊張もほぐれ無事なことに安堵して終了する。

けれども今回の能登半島で発生した地震は、東日本大震災と匹敵する緊張を地震を認知せずに感じたのだ。地震が収まった後も緊張が続いている。

この二つの差に、言葉にならない何かを感じたのかもしれないと思い、1日悩んだ末に今回の出来事を書き留めておくことにした。

昨晩感じたもの

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